GRM blog : Ars Electronica
日々のほとばしりから市井の美味そして旅のしおりまで
2016年9月6日17時20分
Ars Electronicaが開催されるオーストリア・リンツまでの旅程として、これまで準備編 – ÖBBのチケットを買う、移動編 – ウィーン国際空港でSIMを買ってÖBBに乗るをお伝えしました。3回目となる今回は、リンツへの道中でのプリペイドSIMの購入についてお伝えします。
SIMフリーの端末を手に入れるのは、一昔前とくらべて格段に容易になりました。これからの海外旅行は、いつも使っている自分のSIMフリー端末に、現地で購入したプリペイドSIMを入れてネットへ接続する方法が一般的になっていくと思います。
海外で使用可能なWifiルータを国内でレンタルして持っていく手もありますが、僕は全くオススメしません。最近のスマートフォン端末はほとんどテザリング出来るのでPCでの接続も問題ないでしょう。
海外現地でSIMを買うのと比べると、レンタル代はかなり割高です。かといって速度は遅く、さらには現地で接続できなくて困ってカスタマーサポートに連絡しても解決できず、そして驚くことに帰国後その電話代に目が飛び出るほどの金額を要求される。そんな知人の経験を横目で観てしまったこともあります。
自分の端末とWifi専用端末の二台を持ち運んだり、二台分の電源の管理する手間も考えると、断然一つがいい。
リンツに行く道すがらであれば、ウィーン国際空港でプリペイドSIMを買ってしまうのをおすすめします。
オーストリアには、3つの通信事業者があります。A1、T-Mobile、3(Drei)。空港で入手できるのは3(Drei)です。T-Mobileが安くて良いのですが、ウィーン国際空港では取扱がありません。リンツにはT-Mobieのショップがあるので、そこまで我慢するという手もあります。
僕はどちらかというと、その我慢が耐えられない派でして、多少値が張っても機会費用と割り切ってます。滞在先でプリペイドSIMを求めて街をさまようあの時間が惜しい。街で買ったからといって決して安いわけではなく、そもそもTraveler SIMの取扱がなかったり、その時に身分証明(パスポート)を持っていなかったりなど、振り返ってみると要らぬ時間がかかっていることが多い。
ちなみに最近は、到着した空港でなんとしてでもプリペイドSIMを入手する、という掟を自分に課しています。海外に到着してすぐ何かひとつを成し遂げると、よっしゃやるぞと気持ちが乗ってくるのがいい。
SIMは、ウィーン国際空港のHallo hallo shopで購入することができます。
場所はこちら。到着ロビーを出て左に進んだ先に Hallo hallo shop があります。
いくつかある種類のなかでよさそうなプリペイドSIMは、6Gで15日間有効、29.9EUR。オーストリア内1000分通話、10000回SMSが送れるというもの。通信事業者は3(Drei)です。日本だと一ヶ月だいたい8Gで過ごしているので、これで十分かと。
こちらがレシート。パック料金のようで、4.17EURの Nano SIM アダプターも付いてきます。これは設定の手間賃だと思うので、気持ちよく払います。実際にNano SIM アダプターも渡されますが、僕は「使わないから誰かにどうぞ」とお店に差し上げました。
できれば、その場で端末を出してSIMを交換して、実際につながることを店員さんと一緒に確認しちゃいましょう。その際はAPNの変更をお忘れなく。日本からそのままのAPN設定でなぜか繋がるのですが、接続はかなり不安定です。設定したほうがいいかと思います。
リンツには、トラムのMozartkreuzung駅のあたりに、A1と3(Drei)の2つが、向かい合わせにショップを構えています。その数ブロック先、Taubenmarkt駅の手前にT-Mobileがあります。
https://goo.gl/maps/BFbe4dRmRYk
https://goo.gl/maps/heJAJwX3s8C2
https://goo.gl/maps/xvKkUcCeVQo
[map lat=”48.303460″ lng=”14.288425″ height=”400px” zoom=”18″]緯度経度で指定[/map]
最後となる次回は ご飯編 – リンツの食事おすすめ をお届けします。
こちらもおすすめ