日々のほとばしりから市井の美味そして旅のしおりまで
2016年3月10日 22時05分
今年出逢った料理屋の、本日までのベスト。
佳いお店は、3つの要素の絶妙な侵食具合で成り立ってる。料理、店主、そしてお客だ。
ここは、お料理、店主は申し分ないのはいわずもがな、お客さんがエクストリームだ。街の食堂という形容が相応しく、おおよそいや絶対に僕以外は全員常連さんだ。
店主と女将さんはとても温かくて、それに惹かれてふらっと行ってしまうんだけど、いざ暖簾をくぐる時になると毎回とても緊張する。B型気質を奮い立たせて着席して(僕はA型ですが)、常連さんに混じってグビリ独りはじめる。そうしてなぜだか、シャーロックホームズに出てくるようなイギリスの田舎のバーに入った気分になってくる(いったことないけど)。
明らかに僕という馬の骨が場のスパイスになっていて、周りからあいつまた来たけど誰なんだビームを浴びているのをひしひしと感じる。そして、自分の中の信長の野望が遠くで立ち上がるのだ。その野望を使ってアイデアを考えるのは、結構悪くない。
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