GRM blog : ウィーン国際空港
日々のほとばしりから市井の美味そして旅のしおりまで
2014年8月24日22時46分
昨日8月23日深夜からMIRAGEの体験者予約が始まりました。日本よりリンツへお越しのご予定の皆さま、どうぞご予約ください。現地にてお待ちしております。
Reservation for Ars Electronica Festival 2014 →
Mirage blurs the past and future. Make your reservation today for #arselectronica14 in #Linz!
http://t.co/ZgOml9fYYA http://t.co/OhTm9bOYC7
— Ars Electronica (@ArsElectronica) 2014, 8月 23
MIRAGEの上演スケジュールが少々入り組んでいます。会場であるMariendomでは他の展示もあり、それらとの兼ね合いもあるのですが、そもそも大聖堂という場所柄につき、毎日夕方にミサが行われているのです。その間は会場の使用ができません。まあまあ、それもサイトスペシフィックワークの愉しみと今は前向きにとらえてますが、日程調整が佳境に向かい始めた8月中旬にぽろりと聞いたときは「おっとっとそれは早く教えてくれよ」って心底からわなないた。
実のところ、仕込み時間が切実に少ない。MIRAGEチームは9月1日に日本を立ち、9月2日朝から現場仕込を始めます。本番初日の9月4日夜まで、およそ2.5日間。すべてが計画通りに進んで余裕綽々の左うちわか、もしくは血眼になってβプランにしがみついているか。まあそのいずれかしかなくてその中間は無いだろうからさっさと肝を据えてしまいました。
さて、前回の 準備編 – Ars Electronica 2014 その1 から続いて、今回は実際に移動ルートをなぞります。
ウィーン空港からリンツ駅までの移動は、バスと列車を乗り継いでいきます。約3時間ほどの距離感は、東京〜名古屋のイメージが近いかもしれません。
ウィーン空港からは、バスVienna Airport Line 1187に乗ります。Flughafen Wien(ウィーン空港)から Wien Westbahnhof(ウィーン西駅)をつなぐピンストンバスなので、降り間違いを気にしないでホイソレと乗ってしまってください。
図の左側の路線です。Flughafen Wien(ウィーン空港)から、Dörfelstraße Bahnhof Meidling、そして目的地であるWien Westbahnhof(ウィーン西駅)。二つ目の停留所、終着駅です。
Wien Westbahnhof(ウィーン西駅)でÖBB(オーストラリア連邦鉄道)に乗り換えます。Ars Electronica関係者談によると、リンツはオーストリア東部のウィーンおよび西部のザルツブルグといった「音楽の都」に挟まれた「メディアアートの都」とのことです。
飛行機を降りて入国審査を通り、そして入国ゲートへ。さらりと行けば約35分くらい、トイレに行っても45分くらいで出られるでしょう。
入国ゲート。別に悪事を企んでいるわけじゃあないけど、なぜかビクビクしてしまう場所じゃないでしょうか。毎月1度はここを通っているような常連さんのオーラをまとい、「今日は急いでいるから荷物検査なんかつきあう時間ないのよね」といった心持ちで、検査員とは目を合わせないでさっさと出てしまうのがいいと思います。
空港到着ロビーからそのまま屋外に出て、歩道を渡ったところにある「7番」のバス停から乗ります。わからない場合は、空港到着ロビーにあるインフォメーションカウンターで「 Westbahnhof (ウエストバンノォフ) 行きの乗り場はどこですか?」と聞いてみてください。
時刻表をみると、各時間5分発と35分発、一時間に2本出ています。プリントアウトしたチケットには時間明記がありません。どのバスに乗っても大丈夫です。乗り込むときに、チケットを見せます。もしチケットを紛失した場合は、現金で8ユーロを支払います。カードは使えません。
乗車時間は約40〜45分。こんな近未来的な建物が窓の外に見えたら、そこがWien Westbahnhof(ウィーン西駅)です。
Wien Westbahnhof(ウィーン西駅)に到着、バスターミナルに降りたったら早速駅へ。駅構内への入り口は建物自体の大きさとは似合わず、遠慮がちに小さいです。この写真の左右にちょこっとあります。
もし列車のチケットを既にもっているならば、駅構内に入ってそのままプラットフォームに直行します。改札はありません。プラットフォームはエスカレーターをあがった先の2階にあります。
予定していた列車の出発時刻に間に合わなかったのであれば、新たに切符を購入することになります。オンラインで予約したチケットの振替はできません。チケットカウンターは駅構内の中央にあります。日本でいうところのみどりの窓口と同じような作りです。まずは並んで待ち、空いたカウンターで行き先を伝えて発券してもらいます。行き先、往復か片道か、1等か2等か、その三点を伝えればOK。
Wien Westbahnhof(ウィーン西駅)のプラットフォームはそんなに数がありません。駅員さんにチケットを見せて「これであってますか?」と聞くのが一番早いです。
出発してしばらくすると車掌さんが検札にやってきます。プリントアウトしてきたチケットを見せれば、それにハンコを押してくれます。降りるのは約70〜90分後、LINZ/DONAU Hbf(リンツ駅)です。RailjetやIC、ICE等、乗車列車の種類によって一つ前の駅が違うみたいなので、60分すぎたあたりからアナウンスに注意を払うのが良いでしょう。
次回は、リンツ駅およびリンツ市内での移動についてお伝えします。
MIRAGE – Performance Art with Substitutional Reality system http://mirage.grinder-man.com/
Mirage – Ars Electronica 2014 http://www.aec.at/c/en/mirage/
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