作り置きとあつあつの具合が考え抜かれているお店がいい

昨晩は久しぶりに夕方早くに等々力の家に帰れた。明日は午後からなので、今晩はゆっくりしよう。ぶらぶらして、店構えで決めたはじめてのお店に入ってみる。なかなかよかった。

僕は、作り置きとあつあつの具合が考え抜かれているお店に感銘をうける。開店前に仕込んだそれをタッパから出して盛り付けるだけなのか、切って焼くのか、最後に塩をふるのか。どこでどう手を入れるかというオペレーションによって、用意とライブという不可逆な時間の価値をかけ合わせる妙技こそ、お店の見せ所だと思ってる。

テクニカリーに言えば、食物は時間が経つと酸が抜けて甘くなる。いわば風味がなくなるというやつだ。それをヨシとするか、熱を加えて風味をいれかえるか、レモンを振ってごまかすか。僕がこのお店にそそられたのは、仕込み重視のメニューばかりだったこと。他の皿はどうなんだろう、いただきにまた寄ります。

タグチヒトシ
演出家。パフォーマンスグループ GRINDER-MAN代表。いまの生き様はFacebookにて。YouTubeにてダンス映像 Dance Brew を毎週火曜日に配信中。