日々のほとばしりから市井の美味そして旅のしおりまで
2009年5月7日 20時28分
先週末の土日にワークショップを開催しました。
大型連休真っ只中の2日間で、且つ「3年以上のダンス・演劇等舞台表現経験者」という制約を設けた今回の募集。受講者は15名でした。
8月の公演へ向けた船出としては、とても充実した2日間でした。4時間という短くないワークでは、グラインダーマン流の作品が生まれる過程を肉体で感じていただけたと思います。
この中の幾人が8月の公演に参加するのか。そんな想いを重ねて、ワーク中に僕はあまり動かず、4時間の半分は観ている事に徹しました。そして終了後に、こんな意味を込めて言葉を発しました。
自ら心を棚に置き、体を動かすことだけに集中する。
人間が真剣に従事する瞬間には、有無を言わせない存在感からにじむ美しさがある。
ただ、そのような時にこそ周囲の状況の変化を感じ、自ら選択をした動作を生むこと。
全体の変化は外からゆっくりやっては来ない。自分に唐突にやってくる。
その選択に正誤はなく、必要なのは場を共有している実感である。
終了後メンバーとの飲みの席にて、グラインダーマンの動作の基本は、ゼロかヒャクだ、という意見が出ました。その表現はとても新鮮で、これから使おうと思います。