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2008年 6月のアーカイブ

MUSTANG Singapore ~ 会話と汗と、酒スパイラル

MUSTANG Singapore ~ 会話と汗と、酒スパイラル

用意7割、作業3割という言葉があります。人によっては用意8割、作業2割とも言います。現場で焦っても事は遅し、事前の準備を十二分にしてこそ、良い仕事が生まれる、という意です。僕が初めて聞いたのは、大学時代の看板屋の社長からですが、どこの世界にでも共通する格言だと思います。作業用にインパクトドリルを持っていくならば、ちゃんと充電はされているか、予備の充電池もトラックに積んだか、ビットも2つくらい持っていくか、そういうことです。

パフォーマンスのような舞台芸術も同じです。本番に近づくにつれ、かかわる人数が多くなっていきますから、音響・照明や舞台の使用方法、観客のケア等々について、事前に明確な方向性を伝えなくてはなりません。また、仕込みの現場でスタッフが迷わないよう、ある程度のトラブルも視野に入れ、AプランのみならずBプランも考えておきます。それはパフォーマンスの内容を試行錯誤するとは別の脳を使う。

だから、といってはナンですが、パフォーマンス内容については東京で十二分に迷っておくわけです。これは準備7割の内、およそ4割くらい。



ここは都内の会議室、あえて和室。ワークショップ後に考察した内容について、打ち合わせをします。言葉を使い、まずは精神を補強。4割を100%とすると、そのの内約20%。



お手製のプリントをもとに、イメージを説明していきます。机に広がるのはシンガポールのお土産。



ふまえて肉体練習。ラストシーンの作りこみ中。



お互いが落ち着くところまで、細かいタイミングや動きのヒダを試行錯誤。4割の内、およそ70%。



練習の帰り際の「軽く一杯っ」が、いつのまにやら2件目へ。4割の内、残りの10%。計算すると、全体の4%は多いのか少ないのか。



「最近さ、伊丹十三のエッセイ本が面白インよ」
「あ、女たちよ!じゃないですか!?」
「そうそう、自分たちよ!ってのまであるんだよねー」
軽い一杯は、いつのまにやら午前1時。この日の辻説法は高円寺にて。

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MUSTANG Singapore ~ シンガポール雑記

MUSTANG Singapore ~ シンガポール雑記

シンガポールは、今回で2回目の公演の地となる。思えば8年前のことだ。シンガポールの演出家オンケンセンが、日本人数組とシンガポール人数名とで合同の演劇をやる、ということで白羽の矢が立った先にグラインダーマンがいた。下は当時の貴重な写真。どこが貴重なのかというと、髪が長いってことです。



1ヶ月間におよぶ滞在制作の宿は、男6人ズシヅメのコンパートメントだった。滞在制作という、心も身体も作品に捧げる状況からか、シンガポールといえば当時のメンバー間による出来事ばかりが思い出される。飲みすぎて白目、朝方の人工呼吸、どれも無茶ばかり。若さも時間もあり余り、無いのはお金だけ、という70年代の歌みたいな状況が楽しかった。ナイトサファリなんて蜃気楼、観光といえば遠くより米粒ほどのマーライオンを目視したくらい。

だからなのか、「シンガポール」という街や国、いわんや文化っていうんですか?について、印象が薄い、というかほぼ無いんです。そこんところ、我どうなん?というのが再訪問のマイテーマでした。

8年越しの変わらないシンガポール雑感
・格差社会は日常に
東南アジア=発展途上国というイメージが強いが、シンガポールはお金持ちの国だ。高層ビルは空を目指し、どこの室内も冷房でキンキンである。そして、外で働く労働者(レイバー)には褐色の人々が多い。シンガポールには、静かな分別が日常にある。

・夜が遅い
日差しも気温も湿度も、日本以上に高い。ただ、ただ暑い。だからなのだろう、人は夜に野外へ出る。ホーカーセンター(日本で言う屋台村?)は24時間営業当たり前。深夜でも、繁華街では人通りは絶えない。今度行ったら、いつ寝るのか聞いてみよう。

8年越しに変わったシンガポール雑感
・日本語が多少通じる
聞いたところによると、日本発のドラマが人気らしい。DVDが出回っており、字幕を通して若者を中心に日本語が浸透しているとか。日本で言うところの、韓国ドラマみたいなものだろうか。ワークショップ後の打ち合わせで、僕の愚痴に近い一言「めんどくせー」に過敏な反応をみてとれた。気軽に陰口たたけませぬ。



・ビール
写真だけみれば、日本の酒屋の棚のようであるが、よく値札を見てほしい。エビスよりラガーが高いとはなにごとか!なお、値段はタイガービール(シンガポールを代表するビール)とあまり変わらず。ちなみにシンガポールでは、ビールに氷をいれて飲む習慣がある。毎日が熱帯夜だからか、炭酸が抜けたビールでも結構いける。僕はホッピーも好きです。

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