
大きなトラブルもなく、5月24日~25日の2日間のワークショップは終了いたしました。パフォーマンスへ向けた一歩としては、なかなか良い雰囲気だったと思います。
ですが、やはりというか、言葉という壁にところどころ阻まれました。

心技体でいえば、どうしても参加者は「技」や「体」の知を求めます。ただ、僕はパフォーマンスを作る際にまず「心」ありき、と考えています。強いて言えば、「心」があれば「体」はついてくる。「技」については、個人が獲得するものであり、今回のMUSTANGのような限られた時間内で作るパフォーマンスには向いていない。言うなれば、各人の「技」レベルはワークショップの場に来た時点である程度は決まっている。
だから、ワークショップ中には積極的に「心」を伝える言葉を使います。
たとえば、練習中に笑いが洩れてしまう人がいる。おおよそ、自分が経験したことのないことを、自分がやってしまっている照れ隠しなのでしょう。そうゆうとき、「自分に集中して!」とすぐかぶせます。すぐ、その間(マ)が大事。ですが、現実的には僕→通訳さん、というように、テンポが遅れるんですね。そうすると、みんな聞こうとするからなのか、場の空気が止まります。
後半は、通訳さんに英語を教えてもらいつつ、僕が英語で伝えるようにしました。「広がって!」=「Spred Out!」とか。来月までに、いくつか用意して挑むつもりです。

あぁ、いい顔インターナショナル。
★おまけ★

帰国直後の成田にて、スーツケースを回収するラウンジで。なんだかスーツケースがお漏らし・・・
空けてみるとお土産のビールが爆発していました。僕はビールが大好きです。
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2008年 5月のアーカイブ
MUSTANG Singapore ~ ワークショップを終えて | |
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MUSTANG Singapore ~ ワークショップ初日 | |
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5月24日土曜日、今日はワークショップ初日。

ワークショップの前に、テクニカルスタッフと打ち合わせです。前日の会場視察で考えたプランを説明します。通訳がいないので、拙いマイ英語で奮闘。詳細はともかく、こちらの本気度が伝わればいいんです。ステージに必要な、舞台、照明、音響、そして出演者の4大要素をつぶしていきます。

元気だったか、兄弟。外箱に特に目立った外傷もみられず、中身は大丈夫そう。

午後から4時間のワークショップが始まりました。一見日本と違わない風景のようですが、よーくみると肌の色はマチマチ。ここはシンガポールだぜ!

とはいえ、ゴーヘッドをかぶるとグラインダーマン。ちなみに、通訳さんを通して「ブラックボックス」と呼ばれていました。

初日の目標は「取り合い」。パフォーマンスは世界共通です。
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MUSTANG Singapore ~ ワークショップ前夜 | |
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成田空港で話題の総2階建て旅客機は、シンガポール航空A380。シンガポールに行くのだから、この機にA380に乗ってやろうと企んでいたわけです。実機をみると、なんだかビッグフットを思い出す。あ、ダグラムのほうね。

ですが、お目当てのA380は満席でチケットとれず、心ならずも全日空。
搭乗カウンターがおもむろに騒がしくなったかと思うと、1100発が1300発に変更サイン点灯。コクピットの部品交換ということですが、「心ならずも」の因果応報か。

寝ちゃえばどちらも一緒。ガラガラな全日空便は、A380効果か。これは因果応報とは言わない。

シンガポールのチャンギ空港に2時間遅れで到着。8年ぶりのシンガポールは、とっても眠かった。

お出迎えの現地スタッフと挨拶。ここからは英語脳。
本来であれば、ホテルで消灯としたい体力レベルなのですが、ここから一仕事。
明日の打ち合わせに向けて、パフォーマンス現地に向かいます。

会場となる、Esplanade横の野外。カップルは、平和の象徴だ。

実際の場所でプランニング。それにしても暑い。気温36度だってばよ。

会場近くに告知の看板を発見、うれしいですね。
おっと、ハイフン「-」ないよ。
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MUSTANG Singapore ~ 今週末はワークショップ | |
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今週末の5月24日(土)~25日(日)に、パフォーマンス開催地のシンガポールにてワークショップを開催します。先日、待ちに待った参加者リストが主催者側より送られてきました。

「40人あつめるぞ」と息巻いていた主催者から送られてきたエクセルファイルには、5月16日までの時点で33人の名前がありました。当初の目標値より少なくなりそうですが、これまでのワークショップ一回あたりの参加者数よりは、十分に多い。
MUSTANGシリーズの特徴のひとつに、パフォーマンスの出演者をワークショップから募集するところにあります。彼らの中には、まったくの未経験者もいれば、ダンスや演劇等なにかしらの舞台経験がある人もいます。そんな彼らを「MUSTANG」というチームに仕立てるのですから、カッコよく言えば「実験的」。ビジネス的に言うならば、「リスク」があります。
観客が求めるクオリティは確かに存在していて、そのクオリティの壁をブレイクして後、観客へ芸術が到達する道すじが生まれる。舞台芸術が舞台芸術足りえる第一歩は、そのブレイク如何です、断言。
「お、ちょっとは男子多いじゃない」
「これって演劇コースの学生ってことかしら?」
「16歳で経験無し!?」
整然と並んだ情報溜まりから、今回の越えるべく壁を想像していきます。
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MUSTANG Singapore ~ 練習とはなんぞや | |
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つい3年前まで、練習なんて無駄なものだ、と思っていました。

演劇であれば台本、ダンスであれば振り。事実、ほとんど舞台芸術には、到達する目標、というか軸があります。演者が演者たる第一の責任は、まずその軸を理解し、行為に置き換えていくこと。時には、自分の迷いを再認識する象徴としても、必要だったりします。
ただ、与えられる軸が初めから明確すぎると、練習の繰り返しから生じる賜物か、演者はロボット化し、逆に本番のみにおいて自らの快感を追求するようになります。人前に出た時特有の、緊張が生み出す逆ベクトル。自分100%の興奮状態によってなされてしまう、瞬発的な120%。練習とは全く違うことをしてみたり、集中力が生み出す糞力に身を委ねようとします。本人の脳内では、ドックンドックンな多幸感で満たされているようですが、自己満足の境地につける薬はありません。
時々ありませんか?当人は張り切っているのに、こちらとしては、なにか気に障る。なにか伝わってこない。舞台芸術は、スポーツのような勝敗を決する場ではないのだから、その張り切り=自分100%の瞬発力を、隣の出演者や観客に向けた以心伝心に使うべきです。その願いから、時には厳しい言葉を発することもあります。
MUSTANGしかり、グラインダーマンは「群れの美学の追求」です。群れとしてどう動くのか、群れの個体としてどうあるべきか。総体がひとつの意思を持ったり、一匹(一人)だけが犠牲になったり、狼が出現して逃げ惑ったり、なぜか自分が村八分にされてしまったり。
そんな、ぼんやりとした軸の中から、ヒントをつかみ、各個人が自分の力で脳内に地図を作り上げる。そして出演者全員が、自らの役割を明確に意識し、相互の了解のもとに共通意識を培う。
現在は、それが練習であると考えています。
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MUSTANG Singapore ~ 荷物発送の朝 | |
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パフォーマンスで使用するギア類を、6箱にわけてシンガポールに送ります。INVOICE用のラベルを貼ると、それらしく。「MADE IN JAPAN」が誇らしげだ。

発送前日の深夜まで作業はつづきました。すべてが終わった朝方に、力をふりしぼって祝いのビールと焼肉に出かけました。しばしの睡眠の後、朝9時に到着した運送業者のトラック。多少酔いが残る寝ぼけマナコには、ここ最近の強い日差しがきびしい。

運転手さんの「これは横にしてもいいの?」に、あわてて矢印を書き込む。矢印って、万国共通だ。

発送も無事終了。5月24・25日のワークショップでまた会おうぜ兄弟。
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MUSTANG Singapore ~ 発送作業中に発想中 | |
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今回のMUSTANG Singaporeでは、シンガポールでのワークショップ参加者が40人、日本組を入れると50人弱!ということで、これまで以上に大所帯となります。持ち込むゴーヘッド(立方体のハコ)の数も、鉄・アクリルを合わせて合計32個。これらを先に船便でシンガポールに発送するため、GW返上でせっせとリペア&ニューヘッド追加作業にいそしんでいます。

公演を重ねるごとに激しさを増しているMUSTANGシリーズ。ワークショップや練習時には、ハッスルした演者の勢いで、アクリル製のゴーヘッドが空にむかって飛んでいくことがあります。そのコンマ幾秒後、ニュートン力学に従って床に落ち、慣性力と摩擦力の調和めざして転がる立方体。運がよければ角が欠けるだけで済みますが、ほとんどは立派なヒビが入ります。通称それらは「ダメヘッド」と呼ばれ、「ダメ」と書かれた緑色の弱粘テープが黒光りする表面に貼られます。
1回の公演一連(ワークショップ・練習等)において、およそ2~3個のゴーヘッドが、「ダメヘッド」になります。通常24個のゴーヘッドを持ち込みますので、確立にすると約10パーセント。それら「ダメヘッド」は、傷が目立たない場合は修復に、ヒビレベルであれば補修して練習専用に、損傷がひどい場合には廃棄になります。

今回発送する24個のアクリル製のうち、何個が無事日本に帰国できるのか、そんなことを想いながら、せっせと磨いています。
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4月1日ははがねの日~ゼントクマン現る!? | |
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およそ3年前に(社)全日本特殊鋼流通協会さまよりキャラクターデザインのお仕事をいただきました。グラインダーマン=鉄を削る=鉄鋼、という縁から、なにかのお役に立てるならと思い、喜んでお受けしました。その当時は、そのキャラクターの今後があいまいなまま、納品した記憶があります。

今年2008年より、4月1日が「はがねの日」と制定されたそうで、そのキャラクター「ゼントクマン」が陽の目をみる機がおとずれました。ほとんど忘れていたことでしたので、小学生の時にもらったラブレターが、引き出しの奥から出てきたみたいで、懐かしいやらはづかしいやら。ちなみにキャラクターは僕のデザインではありません。

さて、切手のデザインをみますと、これがデザイナーの実力なのか、キャラクターのポーズの問題なのか、どのゼントクマンも切手に収まりすぎで気持ち小さい。なんだかパワーが足りないぞ、ゼントクマン。

シールのほうは、3種類の大きさ。一番大きいのが直径19cm。全国の鉄鋼(特殊鋼)を運ぶトラックに配布されるそうです。ところで「ストップ温暖化」な正義をもっていたんだね。知らなかったよ、ゼントクマン。

これからも、ゼントクマンの行く末を暖かく見守りたいとおもいます。
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