MUSTANG ’09 ~ トークショーで思ったこと

先日無事に終了いたしましたa-cita cafe。ご来場ありがとうございました。おひさしぶりの方々に会えて、僕にとっては感慨深い時間となりました。

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今回トークするにあたり、MUSTANGシリーズのこれまでをパワポで準備して臨みました。昔の写真や映像を選びながら、「グラインダーマンは今どこにむかっているのか」を言葉にするまたとない機会でした。およそ1時間30分のトーク時間でしたが、あっという真に終りがやってきた、というのが本音です。もう少し話を絞っても良かったかもしれませんが、右にいったり左にいきつつも、その振幅からなにかを感じていただけたと思います。

トーク中に窪田さんがおっしゃっていた、最近のアート界のトレンド分析が面白かった。昨今のアーティストは、観客と一緒になにかを創造していく場を考えるようになっている。アートと社会を繋げる橋渡しとして、その「リレーションシップ」自体が表現と認知され始めている、と。

周囲をみると、一時代前に比べてワークショップが格段に増えていると感じています。観客も、以前のように作品を拝めるようなスタンスのみならず、体験や経験をとおして「アートを感じたい」欲みたいなものが芽生えている気がします。去年グラインダーマンがシンガポールに呼ばれたのは、「ワークショップから公演まで」だったから。現地の方々と公演するというスタンスだったからです。

今、現社会が求めているアーティストへの有用性は多分そこなのですが、アーティストが求める表現への絶対性とは、相容れないように思います。どちらかと問われれば、僕は後者を矜持に、作品へ向いたい。

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当日のプレート写真。右上のブラウニーの、ゴーヘッドのシルエットがイナセだ。

[GRINDER-MAN Performance Project MUSTANG ’09-’10]特設サイト→

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タグチヒトシ
演出家。パフォーマンスグループ GRINDER-MAN主宰。最新情報はFacebookにて。